転職者が感じた”転職が決まらない理由”ランキング

転職者が感じた”転職が決まらない理由”1位は「経験・スキルの不足」

まず「転職が決まらなかった理由はなんだと思いますか」と聞いたところ、結果は以下のようになりました。

回答数が多かった順に7位までをランキング形式で紹介します。

ダントツの1位は「経験・スキルの不足」でした。

中途採用の現場では即戦力を求める企業が多いため、企業が求めるレベルに達していなかったことで落選したと考えている人が多いようです。

2位以下は「年齢が高い」「面接で失敗した」などが続きます。

年齢が理由で落とされる場合には対策が難しいものの、「面接で失敗した」「志望動機が弱かった」「準備不足」など、なんらかの対策ができそうな回答も多数ランクインしました。

では具体的な回答を紹介します。

【1位 経験・スキルの不足】

・企業が欲していたスキルや資格を保有していなかったため(男性、転職活動時20代)

・同じ金融業界とはいえジャンルが異なる会社だったので、30代になっていると経験者ではないと厳しいと感じた(男性、転職活動時30代)

・経験した職種が希望職種と違っていたため(女性、転職活動時40代)

同一の業界でスキル不足を感じた人もいましたが、異業種・職種への転職にあたって「経験・スキルがなくて落ちた」と感じたという回答が目立ちました。

「他の選考者に比べ、求められる経験が足りないと感じた」「自分の能力を過信しすぎた」といった意見もありました。

【2位 年齢が高い】

・30代後半だったため、それが一番大きい要因ではないかと思いました。その業種の経験があればまた違っていたかもしれません(女性、転職活動時30代)

・年齢制限のない求人に応募したが、自分の年齢が48歳と高かったため(男性、転職活動時40代)

・年齢です。面接先の方からも言われました(男性、転職活動時50代)

なかには、企業側から「年齢が理由で不採用」とはっきり言われた人も。

経験や専門性を活かした転職でないと、年齢はネックになりやすいです。

転職活動当時30代以上だった人からの回答が多数の中、20代後半だった男性からも「20歳代後半でまったく違う業種だったためだと思う」という回答が寄せられました。

【3位 面接で失敗した】

・最終面接で場の雰囲気に飲まれてしまい、自己アピールが十分に行えなかった。共に面接を受けた方の意気込みがとても強く、圧倒されて少し引いてしまった(男性、転職活動時20代)

・面接で緊張しすぎてしまい何も喋れなかったから(女性、転職活動時30代)

「緊張して、言いたいことをうまく伝えられなかった」「声がはっきり出なかった」という回答が多数寄せられました。

反対に「面接でアピールしすぎたのがNG理由だったと思う」「面接で自分を極力さらけ出すようにしており、それがマイナスと判断されたかも」という分析も。

また「面接に遅刻した」という大失敗の体験談もありました。

【4位 志望動機が弱かった】

・年収と休日数と福利厚生しか志望理由としておらず、この会社でなければいけない理由が見つからなかったから(女性、転職活動時20代)

・会社に対し献身的になって勤め上げるという意思や覚悟がなく、その煮え切らない態度を面接官に即座に察知されたから(男性、転職活動時30代)

「とにかく転職したい」とか「今の職場以外ならどこでもいい」と手当たりしだい応募しているのを面接官に見抜かれてしまった、と分析した人も多くなりました。

「志望動機とこれまでの実績がかみ合わなかった」という人も。

これまでの実績・これからのキャリアプランと志望動機がマッチさせ、納得感のあるアピールをしたいです

【5位 条件が折り合わなかった】

・勤務地や勤務時間などの条件が厳しかったからじゃないかと思ってます(女性、転職活動時30代)

・就業条件(土日休み・残業・給与など)にこだわりすぎていて、転職が決まらなかったです(男性、転職活動時40代)

折り合わなかった条件として「給与」を挙げた人が目立ちました。

他に「勤務開始日」「勤務時間」「勤務形態」「仕事内容」「転勤の有無・勤務地」といった回答も。

「すべてを希望どおりにしようとした結果、企業の選り好みをしすぎて応募ができなかった」という体験談も寄せられました。

【6位 準備不足】

・質問を想定したり、その企業について調べたりと、前もってするべき準備が足りなかった(男性、転職活動時20代)

・自己分析があまく、自己PRが企業にとって魅力的に感じなかったのかもしれない(女性、転職活動時30代)

「自己分析」「企業分析」「面接の練習」を十分にできないまま選考にのぞんでしまったことが原因で、採用されなかったと考えている人が多数。

たしかに在職しながらの転職活動だと、準備に十分な時間を割くのが難しい場合もありますね。

準備不足のため仕事内容を理解しておらず「面接で仕事への熱意を聞かれたが、答えられなかった」という体験談もありました。

これだけで「やる気がない」と思われてしまいそうですよね。

【7位 競争率が高かった】

・自分の理想が高すぎたために現実と理想のギャップが受け入れがたく、人気の高い企業ばかりを受けてしまっていた(女性、転職活動時20代)

・求人倍率が高すぎたので書類選考で落ちたと思う(女性、転職活動時30代)

「求人が少ない時期に転職活動をしたから」とか「人気の企業ばかり受けていたから」「内容予定人数が少なかった」という回答が寄せられています。

企業が「即戦力になる人材だけほしい」と思っていると、選考がシビアになって不採用になる可能性も高まりますね。

他の応募者にない経験や能力をアピールできないと、勝ち抜くのは難しいでしょう。

転職活動で転職先が決まるまでに応募した数は平均10.5社

続いて「転職活動で転職先が決まるまでに応募した数」を聞くと、結果は以下のようになりました。

応募した企業数の平均は10.5社で、10社以内の人が7割以上。

一方で「70社」「80社」など、かなりの数を受けた人もいました。

なかには、100社以上受けた人も。

50社を超える企業に応募した人が挙げた「不採用だった理由」は、「経験・スキル不足だった」「年齢が高かった」「転職回数が多かった」「志望動機が弱かった」「社風に合わなかった」などでした。





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